皇妃エリザベート
![]() |
オーストリー帝国はその最後の輝きのなかにあった。皇妃エリザベートはハプスブルグ家を次々に襲った悲劇の幕間に毅然とした姿で立っている。夕映えのなか残光に包まれながら。。。バイエルン王女として豊かな王国の都ミュンヘンに育つ。ドイツのアテネたらんと前王が築いた華やかな都。プリンセスシシーのエリザベートは姉の見合いに付き添って従兄弟でもある若きオーストリー皇帝フランツヨーゼフと出逢う。皇帝が選んだのは16才の妹シシーだった。
姑ソフィー皇后がしきるウィーン宮廷は16才の多感な少女シーシーを重く押し潰す。旅から旅へ憑かれたように世界を回る。シーシーはのちに機関車皇后と異名を取る。その動きは凶刃に倒れるまで止むことはなかった。スイスレマン湖畔でシーシー60才の時だった。 ルドルフ皇太子が放ったマイヤーリンクの狩猟小屋の銃声。。。。。ハプスブルグ家の命運も母エリザベート皇后の生きようとする意欲もハプスブルグ家が束ねた中欧の平和の全て奪った。 |
| この絵葉書は狂王ルードヴィッヒの夢の城ノイシュバンシュタインで見つけた。絶世の美女エリザベート皇妃の在りし日の姿を今に伝える。ダイヤでできた国花エーデルワイスの髪飾りは帝国から皇妃のプレゼント。ルードヴィッヒの唯一人の理解者でもあった従姉妹エリザベート皇妃。白鳥の騎士とまで謂われた美貌の国王は謎の死を遂げる。城にはエリザベートから贈られた白大理石の白鳥の花瓶が飾られていた。 |